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自分の写真に行き詰まりを感じてしまう理由、その突破口。

最近は3時起きです。そこからゆっくり朝の準備をして、5時くらいにオフィスにくる。道中真っ暗だけど、夜とは違う朝の空気。まだ電車が走り出す前の、街が寝ている時間。

できる限りオフィスの電気はつけないように。エアコンも。朝の寒さやくらさを感じつつ、窓の外が明けていくのを眺める。

2023年がどうだったか?を振り返るよりも、2024年はどうするべきか。あらためて「共育」を広げることです。

教育から共育へ|きょういくからきょういくへ

「教えて育てる」という、教える人目線の言葉への違和感は子供の頃からずっと。その隔絶された階層ではなく、みんな違うんだから、みんながその差異を理解しあうことで、互いの価値観を広げる、のであれば、

教えることは、同時に教わることでもある。

「なんで、わからないの!」と相手問わず、声を張り上げる人を見てきて僕は、わからない、ということが、わからない人の気持ちを分かれるようになりたい、とずっと思ってきました。

そこから始まった試みがいまのワークショップ、そして写真館のすべての源になっています。

2023年はたくさんのワークショップが開かれ、そのなかには、立派に写真館活動する人もいれば、仕事をしている人たちもいる。通称プレイヤーになった方々に必要なことはなんだろう。

それは自分のスキルや教養を磨くこと。どうやって? 自分の知らないことを知っていくこと、そのなかに共育があるのです。

なんでレベルが下の人に教えることに時間を割くのか? それはあなたの写真を見る人の多くは、ふつうの人だからです。その人たちを「ふつうの人」でくくってしまうと、そのなかに存在している、個々のふつうの人の心がみえなくなっていく。

でもね、写真館で撮影するのは、そんなふつうの人なんです。ハイボールの広告を見て、飲んでくださる方々も

そこに合わせていくんじゃなくて、自分の近くに引き上げていく。そうすると、全体が変わっていく。自分の力では時間も量も限られる。でも、みんなでやれたら、未来はもっと速く変わっていく。

写真館は、そんな人の意識を変えるためにあり、写真は、人が考えるためにあるものです。だから。

2024年は、共育の年にします。いや、共育元年かな。みなさんがここ(鈴木心写真学校)で学んだことを伝えていく、そんな機会を積極的に作れたらと思います。教えることで、さらなる学びが得ることができれば幸いです。

まだまだ、今年のこってるけど、朝っぱらからみんなに伝えなきゃ、と思ったことでした。

【12/30 21時】写真で物申す! ライブ配信開催

まもなく終わる2023年。来年もさらに写真がうまくなりたい方、楽しみたい方の質問・相談に鈴木心がお答えします!

写真家・写真館・写真学校としてこれからどうなっていく? 写真の未来は? 鈴木が描くこれからのビジョン、最新の活動情報などもたっぷりお話しします。

質問・感想などは配信ページのチャット欄にどしどしお寄せください!

写真も、写真以外も学びあえる写真学校です。

写真がうまくなるために大切なのはカメラの使い方以前に、伝えようと努力すること、すなわちコミュニケーションです。

伝わる写真にするためにはどう撮るのか。感じたままに撮れる直感的なカメラの使い方と、写真表現のテクニックがたった3ヶ月で身につく「写うま|ベーシック」はただいま受講生を募集中。

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全国から受講生が集うオンラインワークショップだから、まだ知らないたくさんの価値観に出会えるチャンスです。

鈴木心写真学校の骨子はこちらの1冊に。一億総写真家時代の、写真のあるある質問集。一問一答形式でスルスル読めるのに、ドキッとするほど写真の本質に迫ります。構図の種類を覚えるよりもずっと大切なことをたくさん詰め込みました。

(文・写真:鈴木心|編集:山田友佳里)


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