一体感を生み出す、大人数撮影の秘訣
ちょっとした集まりでも、せっかくだから記念に撮ろうよ!となる集合写真。写真館での撮影でも、ご来館されるご家族(グループのみなさん)全体のカットはほぼ必須。3名以上はかなり!難易度が高くなります。
カメラ目線や笑顔のタイミングをどう合わせる? は撮影者の腕の見せどころのひとつ。写真館では、実際にどうやっているのでしょう? 鈴木心写真館フォトグラファー・平山さんの連載。
鈴木心写真館では、毎週月曜日に写真館チームのミーティングで、写真講評会があります。あるとき、そこで鈴木に言われたのは「平山の写真はいい意味でお子さまが中心な家族写真だよね」という言葉。
たしかに、子供ができると家族は子供中心になるよね、と。
その写真のゴールはどこですか?
某チェーン店の場合。家族撮影のとき、お母さんたち大人は撮られるタイミングを伝えることで、写りたい表情の顔を作ってもらうために……
立ち位置などをセット
「お子さまのタイミングでお撮りしますので、お母さまお父さまはカメラの方を見ていてください」
お子さまとだけ遊び、表情が出てきたら
「お撮りします!」
シャッターを押す
という流れでした(今は変わってるかも!)。
確かに、お母さん、お父さんたちが自分の表情や二重あごなど顔の見え方をセレクトの際にぼやくことはありますが、これでは自然な表情や関係を写すことはありません。
こんな時代もありました
平山が入った頃の鈴木心写真館の場合。
前座(撮影者のサポートをするポジションを当館ではそう呼んでいます)が子供と遊びつつ、フォトグラファーが大人に声かけをする分業が鉄板でした。今でも言葉が通じない赤ちゃんなどではそうだけど!
しかし、それではお子さまと大人たちがそれぞれ違うアクションに反応するので、ちょこ〜っと不自然に。
みんなが一体となって
鈴木心写真館で撮影するようになって、私や鈴木、松川も日々撮影がアップグレード中。「もっとみんなで」撮影することが大切だよね、と。
お子さまが好きな遊びを、お母さまお父さまも一緒に遊びながら盛り上げてもらったり、その中でハプニングが起きたり。
おじいさまおばあさまもいるときに、誰かの顔が離れちゃうたび「おじいちゃん離れないで!」と何度も伝えるだけでご家族のなかで笑いが起きたり。
会話で盛り上げられる年齢のお子さまがいるご家族では、質問やクイズで家族間を盛り上げたり。取り残される人がいないような撮影を心がけています。
みんなが同じように楽しんでもらえることを手っ取り早く探すには、みんなが愛してやまないお子さまがヒントになりやすい。だから、私の家族写真はお子さまきっかけで、お子さまが主体で自然な表情、関係が見える写真が得意なのかもしれません。
最も自然な表情も、最も自然なつながりも。
プロフィール写真だけじゃない! 家族写真も思いっきり楽しんで撮れば、思い出に残る体験に。
12/1までの土日は大変オトクな鈴木心指名料無料キャンペーンを実施中! 詳しくは鈴木心写真館公式LINEをご覧ください。
クリスマス〜年末の恒例行事の一つに! 鈴木心写真館 プレミアプランの体験イベントを今年も開催します。
雑誌や広告の撮影で使われる大きなスタジオで、お子様も、お父さんお母さんも、全身で楽しみながら撮影しましょう! おじいちゃん、おばあちゃんもぜひご一緒に。
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(写真・文:平山あきひ、編集:山田友佳里)