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いま撮りたい写真のために、いま、うまくなる方法。

写真を撮る人にとって、機材もセットもあるフォトスタジオの現場は学びの宝庫! ということで、鈴木心写真学校の拠点でもある、鈴木心写真館 馬喰横山を開放してご相談ベースのミニワークショップを数ヶ月に一度開催しています。

街の写真館 東村山の田島ふみえさんがその内容をレポートしてくださいました。

東京は東村山市で写真館を営んで6年目の田島です(最近市内で移転しました!)。2月17日の「実演!鈴木心のなんでも写真相談室」の体験をシェアさせていただきます。

街の写真館 東村山の田島ふみえさん

今、写真で悩んでいること。

最近、写真館での撮影コミュニケーションが上手くいかず、ちょっとしたスランプに陥っていました。お客様に写真を楽しんでもらいたいという気持ちと、良い写真を撮りたいというプレッシャーが同時にあって、考えすぎてモヤモヤしていたのかもしれません。

この状況を打破したくて、このミニワークショップに滑り込みで申し込んでみました。以前に写うま1期(鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ ベーシック)をオフラインクラスで受けたことがあるので、久々のオフラインワークショップが楽しみでした。

先着10名の少人数で、たっぷり3時間。
所定のカリキュラムではなく、参加者のみなさんのいま!聞きたいことにこたえていきます。
鈴木心写真学校の拠点であるスタジオには、写真集がずらり。絶版となりもう手に入らない高価な写真集も多数。
「良い写真を撮るには、良い写真を読むことから。」
写真表現を塗り替えてきた名作写真集とその見どころを紹介。

午前の仕事を終え、バタバタで到着して1時間遅れの参加…それでも、心さん、運営の山田さん、参加者のみなさんと顔を合わせて話すことで安心感があり、撮影の実演もその場で質問・発言しやすく、改めてオフラインの良さを感じました。

この日は写真館の歴史の話から。
カメラ黎明期の集合写真は露光時間も長いので、こんな規模の集合写真ともなると、ものすごい気合で、撮影者も被写体さんも一丸となって撮ってたんだろうなと・・。それがこうして100年後にのこっていることの奇跡と、写真の力よ。

私が事前に書いた質問は「大人数の盛り上げ方、写真嫌いな人と距離を縮めるには、などコミュニケーション全般相談したいです!」というもの。具体例を交えて、心さんがアドバイスしてくれたのがありがたかったです。

大人数撮影での、魔法の言葉その1。「100人乗っても・・・?

じゃあ実際にやってみよう!ということで、今回の参加記念の集合写真を最後に私が撮影することに。現場で写真を撮ってみて、とにかく思い切って言葉を発したり、やってみることで気持ちが変わる、ということを実感しました。私の悪いクセは考えすぎるところ。。

撮影の実演、実習。レタッチやライティングのこともその場で質問しほうだい。
プロフィール写真を撮ったら、その日のお土産としてすぐお持ち帰りいただけます。

この日のワークショップとは別の話になりますが、後日、聴覚障害をもつ写真家の齋藤陽道さんに写真を撮っていただくイベントに参加しました。

陽道さんは基本的には手話を使います。私は手話はほとんどわからないのですが、お互いの言葉が違ってても、伝えようとする気持ちがちゃんと伝わってきて、これがコミュニケーションの真髄だと気づきました。

今まで「上手くできるか」ばかり気にしていたのですが、心さんと陽道さんから教わったことをきっかけに、コミュニケーションの本質を理解し自分自身が変わった気がしました。

写真:齋藤陽道さん

オンラインワークショップは場所を選ばず時間帯もある程度柔軟にできますが、「体験すること」はオフラインの最大の価値だと思います。その後のモチベーションや次の経験につながっていく実感は、私の場合はオフラインのほうが強いので、今後もオフラインワークショップの定期開催を楽しみにしています!

いつやるの? 今でしょ!!

まずワークショップを体験してみたい方は、なんでも写真相談室。鈴木心写真館の全国出張イベントでも、「やさしい写真教室」というミニワークショップを開催しています。

グッとうまくなるなら、3ヶ月集中のメインワークショップ「写うま」シリーズがおすすめです。

(写真:松川ゆい、編集:山田友佳里)

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